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抜け毛や薄毛改善のためのシャンプー選び

2022.08.01

薄毛や抜け毛が気になり始めたらまず気になるのがシャンプーではないでしょうか。「育毛シャンプー」という言葉をドラッグストアーをはじめ、テレビCMなどでも目にしますが本当に効果があるのでしょうか。

抜け毛や薄毛、男性型脱毛症で悩んでいる人向きの正しいシャンプーの方法と本当に髪にいい成分を詳しくご紹介します。

一般的なシャンプーが及ぼす頭皮や髪への影響とは?

一般的なシャンプーに使用されている成分

普段私たちが何気なく使用しているドラッグストアーやスーパーで購入できる一般的なシャンプーは、髪や頭皮にとって良くない成分が入っています。

・シャンプーにおける高級アルコール系洗浄成分
「高級」とついていますが高級アルコール系洗浄成分は実際はコストを安価で抑えるため多用されている成分です。

高級アルコール系洗浄成分は、水では落とせない皮脂などを取り除きやすくしたり、合成界面活性剤の1つで水と油など混ざり合わない物質を混ぜ合わせたりする作用があります。

日本人には、泡立ちがよく洗い上がりがさっぱりとするため人気がありますが、脱脂力・洗浄力が強力すぎるため乾燥させてしまったり、頭皮を荒れさせてしまったりすることがあるとされています。

また、頭皮に刺激を与える硫酸系の成分は、薄毛や抜け毛が気になる人にとって頭皮環境の悪化につながります。

代表的な合成界面活性剤としてラルレス硫酸ナトリウム・ラウリル硫酸ナトリウムの2種類あります。ラウリル硫酸ナトリウムは成分としては植物由来ですが、毒性や刺激が強いため頭皮にとって最もよくないとされている成分です。

特徴としては、ラウリル硫酸ナトリウムに比べるとラルレス硫酸ナトリウムは肌への刺激が少ないですが、どちらも強い洗浄力があり頭皮にとって必要である皮脂を必要以上に落としてしまいます。

・石油系洗浄成分のシャンプー
石油系界面活性剤はサロン系のシャンプーなどにたまに含まれている成分で、側鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム(ABS)・オレフィン(C12-C14)スルホン酸ナトリウム・直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム(LAS)などがあります。高級アルコール系界面活性剤と同じく刺激があります。

・シリコン入りシャンプー
コンディショナーやトリートメントなどに含まれているものもある、手触りをよくするためにシリコンを入れているシャンプーです。

シリコンは髪の毛についている分にはまだいいのですが一度付着するとなかなか落とすことができない成分で、頭皮に付着したシリコンがさらに繰り返し使用することで蓄積してしまうと、毛穴を塞ぎ抜け毛や薄毛につながります。

また、背中などに付着して洗い流しの際にしっかりと流し切れていないと、背中ニキビなどの原因にもなってしまいます。

・石鹸系洗浄成分のシャンプー
主原料として天然成分である石鹸が使用されているため、低刺激性の肌に優しいシャンプーとして販売されています。

しかし、元から乾燥肌な人やアトピー性皮膚炎を持っている人は、石鹸系洗浄成分のシャンプーを選びがちですが、強い洗浄力があるため頭皮を乾燥させてしまいます。

そうすると頭皮の乾燥が髪の成長サイクルを阻害し、抜け毛が悪化してしまう可能性もありますので注意しましょう。

一般的なシャンプーでは育毛に効果はない!?

なぜ洗浄力が強いと抜け毛や薄毛によくないのでしょうか?
高級アルコール系や石油系シャンプーも石鹸系シャンプーも洗浄力が強く使用を控えた方がいいとご紹介してきましたが、ドラッグストアーの店頭POPでもテレビCMでも、「毛穴の皮脂を根本から取り除く!」といったキャッチコピーを目にしますし、さっぱりとして気持ちがよさそうというイメージを受けます。

しかし、強い洗浄力を持つシャンプーは、頭皮環境が悪化する原因となり抜け毛や薄毛をさらに加速させてしまいます。

一見ない方が良いように思える「皮脂」ですが、紫外線などの外からの刺激やホコリなどの異物からの保護や肌の乾燥を防ぐといった役割があります。皮脂が必要以上に少なくなると、頭皮の水分や肌の角質が蒸発していき、乾燥がどんどん悪化する悪循環に陥ります。

皮脂を強力な洗浄力のシャンプーですっきり洗い落とすのは、頭皮にとってはかなり過酷な状況とも言えるでしょう。

また、育毛シャンプーだと思い使用していたシャンプーが、実は「育毛シャンプー」ではないこともあります。皮脂を取り除く・頭皮を清潔になどの効果を記載していても、実際に「育毛効果」や「発毛効果」があるとはどこにも記載されていないのです。

一般的に売られているシャンプーは成分を確認しても育毛成分が入っているものはほとんどないと言えます。印象で判断して成分を確認せず使用しないよう気を付ける事が必要です。

抜け毛、薄毛や男性型脱毛症に効果のあるアミノ酸系シャンプーとは?

手軽に安く購入できる一般的なシャンプーに育毛や発毛の成分が含まれているものはほぼありませんが、クリニックオリジナルや通信販売などでは育毛に効果があり抜け毛を防ぐ成分の入ったシャンプーも存在しています。

中でも『アミノ酸』を使ったシャンプーは、頭皮環境によく、抜け毛を予防するための代表的なシャンプーです。

アミノ酸系洗浄剤は頭皮に余剰な刺激を与えない

適度な洗浄力で皮脂を過剰に取り除くことがなく髪にも頭皮にも優しい成分なのがアミノ酸由来の界面活性剤です。その分、合成界面活性剤が含まれたものに比べると洗浄力が弱く泡立ちが悪いと感じられることもありますが、そのくらいの洗浄力が頭皮にとってはちょうどいいのです。

アミノ酸系界面活性剤は、グルタミン酸~・メチルアラニン~・グリシン~・ココイル~・サルコシン~・メチルタウリン~・ペタイン~などの言葉を含んだ成分名が記載されているので成分表示から判断することが可能でしょう。

この成分の中で最も洗浄力が強力なものは、メチルアラニン系です。とは言え合成界面活性剤のシャンプーほどのすっきり感はないでしょう。

次に洗浄力が強いのはココイル系ですが、頭皮にとって優しい洗浄力です。メチルアラニン系と組み合わされたシャンプーも近年増加してきています。

最後にサトウダイコン由来の保湿成分であるペタイン系のアミノ酸系シャンプーですが、肌が敏感な人などに向いている洗浄成分です。どういったシャンプーを使うかは、製品表示に気を付けて頭皮にとって優しいシャンプーを選びましょう。

アミノ酸系シャンプーを使う場合の注意

アミノ酸系のシャンプーに最近注目が集まっている事もありドラッグストアーでも比較的安い価格のアミノ酸系シャンプーが販売されるようになってきています。

注意して成分表示を確認するとわかりますが、高級アルコール系界面活性剤などがアミノ酸系界面活性剤の他に併用されているため頭皮にとって真によいシャンプーではないことがわかります。

使用感をよくし、手ごろな価格にするための企業努力ともいえますが、抜け毛や薄毛予防のシャンプーとしてはオススメできません。

安いものは、刺激になるものが含まれている可能性があります。アミノ酸系のシャンプーは価格としては高いものが多いのですが、値の張る分頭皮への負担がかからない成分が使われていますのでしっかりと見分けられるよう気を付けてください。

さらに、保存料として防腐剤無添加や植物成分の防腐剤などを使用していると負担がかかりません。よく使用されるパラベンや安息香酸ナトリウムなどは抗菌性の効果は高いものの頭皮にとっては刺激となります。

アミノ酸系シャンプーなのに洗い上がりがすっきり!安い!といった言葉に惑わされず、成分をよく確認して選んでください。

知っておきたい抜け毛予防のシャンプー選びのための成分について

頭皮環境を整えてくれる成分

甘草エキスから抽出されたグリチルリチン酸ジカリウムは、殺菌・抗アレルギー・炎症抑制作用などがあります。荒れてしまった頭皮を整え雑菌の繁殖を抑えて、頭皮環境を保つ効果があります。こういった頭皮環境を整える生薬成分などが配合されていると頭皮環境を整えていくことができます。

他に、馬油やホホバオイルなどの油分が配合されているシャンプーは、刺激からのバリア効果や保湿効果があり皮脂と同じ役割をします。

さらに、角質を柔らかく変化させる作用もあるため頭皮の乾燥を改善し、フケの予防になります。中でもホホバオイルは、敏感肌の人やアトピー性皮膚炎でも使える保湿剤ですので荒れた頭皮も優しくカバーしてくれます。

天然〇〇葉エキスと呼ばれるアロエエキス、天然植物エキスなども保湿効果やエイジングケア効果、抗酸化作用などがあるため頭皮の状態を整えてくれます。

さらにミコナゾール硝酸塩が含まれているものは、脂漏性皮膚炎を解消したり、頭皮のマラセチア菌を殺菌したりする作用があるためフケや頭皮の状態を健やかにし、脂漏性湿疹による抜け毛を改善させます。

イラクサエキスやオウゴンエキスなども頭皮を洗浄して清潔に保ち、ストレス耐性を増やして丈夫な頭皮にする働きがあります。

抜け毛予防やAGA対策に効果のある成分を知っておこう

ノコギリヤシの成分は、5αリダクターゼに影響を与えAGAの原因となるジヒドロテストステロンを抑えるとされています。現段階では医学的根拠のレベルとしては解明されていませんが、抜け毛を防ぐ効果がノコギリヤシの成分が含まれているシャンプーにはあると期待できます。

他に血行を促進させることなどで育毛を促す効果のある成分が含まれているシャンプーが多くあります。センブリエキス・海藻エキス・豆乳発酵液・ホウセンカエキス・セイヨウアカマツ珠果エキス・チョウセンニンジンエキス・ローズマリーエキスなどがあげられます。

シャンプーの正しい手順

毎日のシャンプーの方法を間違えていたら全く効果がなくなってしまいます。良いシャンプーを購入したからもう大丈夫!と安心してはいけません。

シャンプーの抜け毛を減らす方法を知っておきましょう。

シャンプーを使う前に髪についた汚れを落とす

この行為で正しく汚れを落とせば、髪の汚れの6~7割を落とすことができます。初めに軽くブラッシングをして髪についたホコリを取り、頭皮の血行を良くします。ブラッシングを強くしすぎてしまうと頭皮を傷つけるのでブラシは頭皮専用のものを使用するといいでしょう。

次にシャワーでよく予洗いをします。熱すぎるお湯は頭皮の乾燥につながるため少しぬるいくらいの温度で最低でも1~2分程度は洗い流します。

シャンプーを直接つけない

直接シャンプーをつけると毛穴に泡立ち切らなかったシャンプー液が詰まってしまうことがあります。特に男性は、直接頭皮につけてから泡立てる人も多いですが、シャンプーは手で泡立てて指の腹で後頭部から優しくマッサージするように使いましょう。

濡れると頭皮はとても傷つきやすくなります。ゴシゴシと洗ったり爪を立てたりしないようにしましょう。

すすぎは少し長いかなと思うくらいしっかりと

シャンプーをすすぎ残すと、雑菌の繁殖や頭皮の荒れ、毛穴詰まりの原因になってしまいます。少なくとも2~3分以上かけてよく洗い流します。

頭皮をもむようにぬるめのお湯ですすぐと毛穴についた洗浄剤もきれいに流すことができます。

トリートメント・リンス・コンディショナーは使い分けをする

油分の多いリンスやコンディショナーは、毛先の方につけ地肌につかないようにし、油分が髪に残るように洗い流しは軽く済ませましょう。

ただし、サロンなどで購入できる質のいいトリートメントに限り、頭皮にすりこみ毛穴から汚れを浮かせてヘッドスパのような効果があります。洗い流しはしっかりとトリートメントをすすぎます。

乾かす時は頭皮を中心に

濡れた状態で頭皮を放っておくと雑菌が繁殖してニオイ・フケ・かゆみなどの原因になります。自然乾燥が髪にいいという説もありましたが、水分をタオルで軽くたたくようにしてふき取り、ドライヤーで素早く乾かしましょう。

以上が正しいシャンプーの仕方です。頭皮環境を整え、育毛剤などの効果をスムーズに発揮させる土壌を整えるために正しいシャンプーを毎日することが大切です。

違う方法を1つでもしていたのであれば、ぜひ覚えてシャンプーの際に意識してみましょう。

また、朝のシャンプーは、ホコリや紫外線からの刺激から頭皮を保護することができませんのでシャンプーは夜するようにしてください。

今回のまとめ

抜け毛や薄毛を気にしてシャンプーにこだわっても男性型脱毛症を育毛シャンプーのみで抑制することはできません。

ただし、頭皮を整える刺激の少ないシャンプーを選んだりシャンプーを正しい方法で行うことで抜け毛を抑え、AGA治療の相乗効果となります。

シャンプーは毎日行うため上手に活用することで抜け毛を予防し、薄毛の改善につなげていきましょう。